“積読”供養

溜まってしまった本を整理するため、“積読”に目を通すことにした。その記録。

『アップルの人』

『アップルの人』 宮沢章夫 著 新潮文庫

アップルの人 (新潮文庫)

 この本こそ、いったい、なぜ購入したのか? まったく思い出せない。

 ちなみに、アップルとは、Macの会社のアップルである。そして、自分の使っているPCのOSはWindowsである。

 

 3ページばかり読んで、諦めた。

 これ、Macユーザーならば、読み続けることができるのだろうか?

 どうも、この作品は、2000年代初頭にアスキーが出していたMacユーザー向けの雑誌に連載されていたコラム記事を纏めたもののようなのだが、“字数を埋めるための文”というのがあからさま。とにかく、くどい。つまらない例えを繰り返し、大して重要でもないことを引き延ばした文が続く……。

 当時のMacについて何らかの思い入れがあった場合は、そんなこともあったなあ、と懐かしむこともできるのかもしれないが。

 パラパラとめくってみれば、iPodやら、ヤフオクやらの単語も見えた。

 が、自分とは合いそうもなかった。

 そして、こういう連載記事ばかりだったら、雑誌が売れなくなるのもしかたないのでは? と妙に納得してしまった。