“積読”供養

溜まってしまった本を整理するため、“積読”に目を通すことにした。その記録。

2023-01-29から1日間の記事一覧

『須賀敦子の方へ』

『須賀敦子の方へ』 松山巖 著 新潮文庫 自分が須賀敦子という作家を知ったのは、2000年を越えてからだったと思う。1998年に亡くなっているので、ある意味で、間に合わなかった、もしくはすれ違いになった作家である。 本作は、評論家・小説家である松山氏に…

『午後からはワニ日和』

『午後からはワニ日和』 似鳥鶏 著 文春文庫 自分は、アレルギー体質もあって、ペットを飼うことができないのであるが、動物には興味がある方である。そんなわけで、本のタイトルに動物が入っていたりすると、ついつい手を伸ばしてしまう傾向がある。そして“…