“積読”供養

溜まってしまった本を整理するため、“積読”に目を通すことにした。その記録。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『将軍たちの金庫番』

『将軍たちの金庫番』 佐藤雅美 著 新潮文庫 この本は平成元年、つまり1989年に刊行された『江戸の税と通貨』を改題して2008年に文庫化されたもの。 著者は、歴史経済小説を続けて執筆していた時期があり、その関連資料を10年近く漁っていたという。 江戸時…

最近見つけた良動画

お題「楽しみにしている動画」 自分で作ったお題なのだが、このお題はあまり面白くなかったようだ。 5月26日までの期限とはしているが、今のところ、誰も書いていない。 仕方ないので、2月以降に見つけた良かった動画について、ほぼ個人的な覚え書きとして残…

『フィンランドは今日も平常運転』

今週のお題「盛り」 今週のお題は、話は盛って書いてもいいですよ、ということで、やや大袈裟な表現をするような「盛り」について書くべし、ということらしい。 意図的に大袈裟に書くのはあまり褒められたことではないと思うが、往々にして、典型的な存在と…

『ザ・万歩計』

『ザ・万歩計』 万城目学 著 文春文庫 この本は、門井慶喜氏との共著『ぼくらの近代建築デラックス!』が面白かったので、買ったのだと思う。変わったタイトルの小説を書いていることは知っているのだが、読んだことはない。 エッセイ集である。 ちなみに、…

『美しい椅子4』

今週のお題「変わった」 今週のお題は、春は変化の季節、ということで、変化や変わり種など「変わった」ことについて書くということである。 “積読”から拾い出し、順番に読み続けている『美しい椅子』シリーズであるが、本作は第4弾。金属製の椅子を集めてい…

『イギリスだより』

『カレル・チャペック旅行記コレクション イギリスだより』 カレル・チャペック 著 飯島周 編訳 ちくま文庫 カレル・チャペックというと、『ロボット』。 それぐらいしか思い浮かばなかったが、この本を買って“積読”にしておいたのは、やはりイギリス本だか…

『絶滅寸前季語辞典』

『絶滅寸前季語辞典』 夏井いつき 著 ちくま文庫 この本が刊行された2010年当時は、夏井先生もそこまで有名ではなかった気がする。 当時から、結構、破天荒なところはあったようで、カバーの著者説明には、俳句集団「いつき組」組長。となっている。 組長………

『美しい椅子3』

今週のお題「メモ」 今週のお題は、ふむふむ、メモメモ…、ということらしい。 “積読”から拾い出し、順番に読み続けている『美しい椅子』シリーズであるが、前2冊の時にも書いたが、このシリーズ、モダンデザインの歴史において重要な多数の椅子の写真を集め…

『フラ・アンジェリコ』

『フラ・アンジェリコ ー天使が描いた「光の絵画」』 ヌヴィル・ローレ 著 森田義之 監修 創元社 「知の再発見」双書シリーズの第157冊目。 フラ・アンジェリコというのは、“天使のような修道士”という意味で、要するに、あだ名なのだ。ちなみに本名は、グイ…

『美しい椅子2』

『美しい椅子2 にっぽんオリジナルのデザイン力』 島崎信+生活デザインミュージアム 著 枻文庫 デンマークのインダストリアルデザイナーの手掛けた椅子を取り上げた『美しい椅子 北欧4人の名匠のデザイン』に続き、日本の7人のデザイナーの椅子を取り上げた…

『美しい椅子』

『美しい椅子 北欧4人の名匠のデザイン』 島崎信+生活デザインミュージアム 著 枻文庫 副題に、“北欧の”と入っているが、4人ともデンマークの椅子デザイナーである。 デンマークで思い浮かぶのは、アンデルセンであり、ロイヤルコペンハーゲンであり、レゴ…

『【図説】バラの博物百科』

『【図説】バラの博物百科』 ブレント・エリオット 著 原書房 著者のブレント・エリオットは、英国王立園芸協会所属の歴史家。 英国王立園芸協会というのは、1804年にイギリス・ロンドンにおいて設立されたロンドン園芸協会を前身とする学会。フラワー・ショ…

『エッシャーに魅せられた男たち』

『エッシャーに魅せられた男たち 一枚の絵が人生を変えた』 野地秩嘉 著 知恵の森文庫 この本は、1996年に刊行された『エッシャーが僕らの夢だった』を、2006年に改題、加筆、修正し、文庫化したもの。 2006年に文庫化したのは、この年の11月11日から翌2007…

『日本の美を求めて』

今週のお題「お花見」 今ちょうど桜がほぼ満開の状態で、今週末は、自宅近くを歩くだけでお花見になると思う。今週のお題は「今年は、お花見しましたか?」となっているが、飲食を伴うお花見は難しい分、純粋に桜の花を眺めることができそうだ。 と思ったら…