“積読”供養

溜まってしまった本を整理するため、“積読”に目を通すことにした。その記録。

『グリムありますか』

『グリムありますか [ドイツ]メルヘン街道とその周辺』 ひらいたかこ・磯田和一 著 東京創元社

アンデルセンください デンマークとオランダ・ベルギー』 ひらいたかこ・磯田和一 著 東京創元社

マザーグースころんだ ロンドンとイギリスの田舎町』 ひらいたかこ・磯田和一 著 東京創元社

グリムありますか ヨーロッパ・イラスト紀行(1) (創元ライブラリ)

アンデルセンください ヨーロッパ・イラスト紀行(2) (創元ライブラリ)

マザーグースころんだ ヨーロッパ・イラスト紀行(3) (創元ライブラリ)

 ヨーロッパ・イラスト紀行メルヘン三部作ということで1980年代にイラストレーター2人が旅行してまわった記録として出版され、2005年にまとめて文庫化されたもの。

 行動力と画力があると、こういう形になるのだという見本のような本。

 こんなふうに細かいイラストを入れた本というと、妹尾河童氏の本を思い出すが、一部ではあるがカラー写真や色の入ったイラストが載せてある分、賑やかな感じ。3冊とも、面白い看板の写真がまとめて載せてあるページがあり、食事の内容のスケッチが豊富。どこへ行っても楽しんでいるのが分かる。

 ちなみにこの2人は、「イギリスは美味しい」派だった。

 あと、アンデルセンは、その名と童話の有名なものは知っていたが、その人物像が意外だった。舞台俳優、バレエダンサー、声楽家、脚本家、作家などを志すも全て挫折……。今だったらYouTuberにもチャレンジしそうな感じだ。いろんな有名人に会いに出かけたらしいし、結構ミーハーだったのかもしれない。

 記録を付け始めて気が付いたが、“積読”にした旅行記が多い。自分ではそこまで旅行欲は無いつもりなのだが。