“積読”供養

溜まってしまった本を整理するため、“積読”に目を通すことにした。その記録。

生活

『スペイン旅行記』

『カレル・チャペック旅行記コレクション スペイン旅行記』 カレル・チャペック 著 飯島周 編訳 ちくま文庫 文庫版カレル・チャペックの旅行記シリーズの第3弾、舞台はスペインだ。 1929年10月のスペイン旅行ということで、そのスタートはドイツ。ドイツから…

『チェコスロヴァキアめぐり』

『カレル・チャペック旅行記コレクション チェコスロヴァキアめぐり』 カレル・チャペック 著 飯島周 編訳 ちくま文庫 以前に取り上げた『イギリスだより』と同じシリーズとして文庫版が出されているが、あちらは1回のイギリス旅行で廻った場所について母国…

『ロンドンはやめられない』

『ロンドンはやめられない』 高月園子 著 新潮文庫 著者の本業は英米文学翻訳家。 翻訳業以外にも音楽関係の記事やエッセイを執筆しているとのこと。 もともとは夫が仕事でロンドン駐在員となったことがきっかけでロンドンに居住し、20年以上になっていると…

『語りかける花』

『語りかける花』 志村ふくみ 著 ちくま文庫 国語の教科書に載っていた文というのは、なんとなく覚えているものである。 中学の国語の教科書に、桜の色を染める話に絡めたエッセイがあった。桜の色というと花びらを使って染めるように思いがちだが、実際は桜…

『フィンランドは今日も平常運転』

今週のお題「盛り」 今週のお題は、話は盛って書いてもいいですよ、ということで、やや大袈裟な表現をするような「盛り」について書くべし、ということらしい。 意図的に大袈裟に書くのはあまり褒められたことではないと思うが、往々にして、典型的な存在と…

『美しい椅子4』

今週のお題「変わった」 今週のお題は、春は変化の季節、ということで、変化や変わり種など「変わった」ことについて書くということである。 “積読”から拾い出し、順番に読み続けている『美しい椅子』シリーズであるが、本作は第4弾。金属製の椅子を集めてい…

『美しい椅子3』

今週のお題「メモ」 今週のお題は、ふむふむ、メモメモ…、ということらしい。 “積読”から拾い出し、順番に読み続けている『美しい椅子』シリーズであるが、前2冊の時にも書いたが、このシリーズ、モダンデザインの歴史において重要な多数の椅子の写真を集め…

『美しい椅子2』

『美しい椅子2 にっぽんオリジナルのデザイン力』 島崎信+生活デザインミュージアム 著 枻文庫 デンマークのインダストリアルデザイナーの手掛けた椅子を取り上げた『美しい椅子 北欧4人の名匠のデザイン』に続き、日本の7人のデザイナーの椅子を取り上げた…

『美しい椅子』

『美しい椅子 北欧4人の名匠のデザイン』 島崎信+生活デザインミュージアム 著 枻文庫 副題に、“北欧の”と入っているが、4人ともデンマークの椅子デザイナーである。 デンマークで思い浮かぶのは、アンデルセンであり、ロイヤルコペンハーゲンであり、レゴ…

『舌の記憶』

今週のお題「あまい」 甘いもの食べて、もりもりブログ書こう、だそうだ。 “積読”で、お菓子の本は前に書いてしまったのだよなあ。タイミングが悪い。 ということで、甘いものばかりではないが、食についてのエッセイを選んでみた。 『舌の記憶』 筒井ともみ…

『図説 イギリスの手づくりの生活誌』

特別お題「今だから話せること」 “積読”の整理を始めて、今更ながら、「イギリス関係本」の多さを実感している。 いろいろ都合が合わず、残念ながらイギリスに行ったことはないのだが、イギリス関連の本を読むのは好きで、一時は意識的に本を集めていた。 そ…